気功教室 健身道 | 日記 | 気功師のよもやま話 『五行と四門出遊と健康について』

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気功教室 健身道 の日記

気功師のよもやま話 『五行と四門出遊と健康について』

2015.10.02

気功師です。

私は、気功教室 健身道の師範をやっております。
本日より、気功や気に関することだけではなく、様々なことを
つれづれなるままに書き記そうと思っております。
皆様よろしくお願い致します。

第1日目の本日は、『五行と四門出遊と健康について』のお話です。

気功の元になる中国古来の自然哲学の思想に、五行というものがあります。
この世は木・火・土・金・水の五つの元素から成り立っており、
この五つの元素が、天地の間を循環し、変動しているので
五つの元素の行(めぐり)で五行というのです。

五行は方角や色や季節にも割り当てられ、木は東で青で春、
火は南で赤で夏、土は中央で黄で土用、金は西で白で秋、
水は北で黒で冬となります。土用とは、「土用の丑の日」の
土用のことで各季節の間には土用という季節が割り当てられて
おります。

青春、朱夏、白秋、玄冬などの言葉は、この「五行」の考え方に
基づいたものです。(玄は黒を意味します。)
朱雀門(すざくもん)が南門である意味がよく理解できると思います。


さて、話はインドに移ります。
お釈迦様の伝記に、「四門出遊」ということが語り伝えられております。

王宮で、なに不自由ない生活を送っていたお釈迦様・シッダールタ王子が、
四つの門から出遊して、世の無常を感じて出家の決意をされたというお話です。

シッダールタ王子が城の東の門から出た時に「老人」に出会い、
南の門から出た時に「病人」に出会い、
西の門から出た時に「死人」に出会い、
北の門から出た時に「出家・沙門」に出会い、ついに出家を決意されました。

それでは、この四門出遊を、五行の考え方に基づいて読み解くと、どうなるかです。

東で老人に出会った。
東は春で、青々とした若葉の出る季節で、青春を意味します。
しかし、青春の中にも老いが潜み、進行していることを教えているのでしょう。

南で病人に出会った。
南は夏で、エネルギーが一番強い季節です。
しかし、生命力が強い元気な人の中にも病気が潜み、進行していることを教えて
いるのでしょう。

このところ連日、何人もの芸能人の方々の癌についての報道がなされております。
元気で輝いているように見える人の中にも病気は潜み、進行しております。

人間誰しも生きている間は健康でいたいものです。
気功をやる目的の一つに、「未病体を既病体にしないこと」があります。

未病とは、「未ダ病ニナラザル」で、病気というほどではないが病気に
向かいつつある状態です。いわゆる予備軍のような状態のことです。

健身道の稽古は、未病体を既病体にしないための有効な方法となります。
毎週、皆様と楽しく稽古を続けていきたいと思います。

西の門が「死人」、北の門が「出家」になぜつながるのかは、
教室でお話ししようと思います。

では、本日のお話はここまで。

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