気功教室 健身道 の日記
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気功師のよもやま話 『日本武道館と魔除けの擬宝珠』
2015.11.07
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気功師です。
私は、水道橋駅の近くで気功教室を行なっております。毎週、九段下駅から水道橋教室まで歩きます。
九段下といえば、日本武道館。 本日は、日本武道館のネギ坊主のお話です。
日本武道館の屋根の上には、擬宝珠(ぎぼし)が乗っております。
爆風スランプのヒット曲『大きな玉ねぎの下で』では、擬宝珠が玉ねぎと歌われておりますが、実は玉ねぎではなく、ネギ坊主です。ネギ坊主とは、ネギの花のことです。ネギの花の形を模しているのです。
ネギの強い臭いは邪気を払うとされ、ネギの花は古来魔除けの飾りとして用いられていました。
日本武道館は、もともと東京オリンピックの時に、柔道競技会場として建てられました。設計者の山田守氏は、富士の裾野をイメージした大屋根の頂点に、魔除けとして用いられてきた擬宝珠を置いたそうです。
さて、邪気を払うとされるネギですが、実際に風邪の邪気を払う効果があります。
風邪は、東洋医学では「ふうじゃ」と読みます。風邪(ふうじゃ)という邪気が身体に入った結果、感冒・風邪(かぜ)という症状が現れるというわけです。
ネギの強い臭いの成分は硫化アリルです。この硫化アリルこそ、「ネギは風邪に効く」とされる主成分で、殺菌・抗菌作用があります。
風邪気味の時は、生ネギたっぷりのネギ味噌ラーメンなどを食べて、風邪(ふうじゃ)を払いましょう。
では、本日のお話はここまで。